何でこんなに好きなんだろう…。

自分がどんどん醜くなっていく。女じゃなくなるみたい。 そんな時に彼と会った。 決して許される事はない。でも失いたくない。ごめんなさい…。

あの日の夜…その2

貴方はゆっくりとピストンをし始める。

まるで私のアソコの中を確認するように。

激しく打ち付けるようなピストンではなく

ゆっくりと私のアソコの中を掻き回す様に…そして上下に腰を動かす。

主人とは正反対だった。


キス。


愛撫。


挿入。


全て私の感じる処が手に取るように分かっているかの様にピンポイントで突いてくる。


気持ちいい…


思わず言ってしまった。


彼は


嬉しいよ…こんなに長く勃起しているのは十何年振りだろう。貴女の中は本当に気持ちいいよ…逝きそうだ


と言うと彼はうねる腰使いとピストンであっと言う間に私を絶頂させそれを見届けるかのように私の中で逝った…


何度も名前を呼んでくれる。


愛してる…幸せだよ。


決して許される行為でない事は分かっている。

でもどうしようもなく愛おしく思う気持ち…もう後戻り出来ないほど彼を愛してた。

あの日の夜…その1

普通に運転したら30分はかかるだろうと思う…


20分経った頃


いつもの処に着きました…


家を飛び出して走って行った。


何かあった?

大丈夫?

本当にいいのですか?

今日行ったらもう止められる自信はありません…。


私は頷く事しか出来なかった。


この前とは違うラブホテル街。


貴女の気持ちが変わらないうちに…


半分の距離で行ける場所。

部屋に入るとこの前とは違ってソファーで黙って抱きしめてくれた。お互いに病気で震える体なのにその震えを感じる事で安心した。


優しくキスされ…何の抵抗もなく受け入れた。


愛してる。

愛してる。

愛してる…


何度も何度も繰り返しささやいてくれる。


ブラの中に手が入り胸が揉まれ乳首を指や舌で転がし甘噛みされ吸われ…


下着は全て取られて全裸になった。


電気は全て消して下さい…


隠せるだけ隠そうとする私の手を掴み頭の上で押さえ付ける…


綺麗だよ…愛してる。


この病気になってから勃たなくなっていたのにこんなに大きくなっているよ。もう我慢出来ない…挿れるよ。


そう言うと同時に彼が私の中に入って来ようとする。


ピチャピチャといやらしい音がする…


先っぽだけが入った時…


嫌…ちょっと待って。無理。入らない。大き過ぎる…壊れる…嫌…やめて…お願い…やめて…入らない…あっ…あんっ…


彼は私の足を開き勢いよく突いてきた。


うっ…締めないで。こんなに気持ちいいのは初めてだよ。やっと貴女とひとつになれた。普通の男の人の様に貴女を満足させてあげられないかもしれない…でも僕は貴女を精一杯悦ばせたい


激しいピストンをされるよりゆっくりされると貴方を私のアソコが感じ過ぎて…締めないでと言われても…無理。


嫌…ダメ…逝きそう…あっ…やめて…やめて…変になる…イクっイクっ…イクっ。


私はあっと言う間に彼にしがみついたまま逝ってしまった。


嬉しいよ。貴女を喜ばせる事が出来て男として自信になった…僕も貴女の中で逝きたい…いいですか?


嫌じゃなかった…目は見れなかったけれど…


いいよ…


と答えた。


貴方は抱きしめてくれた。

ごめんなさい

手術の為に坊主にした。先生から


電極を埋め込み刺激を開始すると太ります。


太る?太る??太る???


この病気になってから薬が切れた時・私は女ではなくなる…こんな姿主人に見せたくない。その上に太る?病気を発病して9年…日を追ってというスピードではないものの当初は自分が黙っていたら誰にも分からないだろうと思っていたが今は明らかにパーキンソン病の太ったおばさん…人は見た目ではないと言うけれどやっぱり主人には死ぬまで女性として愛して欲しかったから…。


私は事あるごとに主人にドキドキした。買い物の帰りに外回りの主人と偶然すれ違った時…会議の時だけスーツを着た主人…運転してる横顔…車から降りたらすぐに手を繋いでくれる…。


愛してる。


醜くなる私を嫌いにならないで下さい。


毎日毎日そう思って毎日毎日不安だった。


でも彼は


僕の方がずっと醜いですよ…

貴女は綺麗です。

優しい…男は貴女みたいな人といると癒されます。

僕みたいな男でも優しく接してくれる。

愛してる。


といつも言ってくれた。


朝起きて主人が仕事に出かけたらすぐに彼に電話をしていた。


もう嫌だ…。

抱いて下さい…。

抱いて欲しい。


どうしたの?

すぐに行くから。


自分で決めたルールをこんなに簡単に破ってしまった。


ごめんなさい…。