次の約束…。
今週の金曜日に何処かに行きませんか?
初めてだった。何日も前からの約束。
貴方からの電話。
嬉しかった。
お昼は何が食べたいですか?
何処に行きたいですか?
でも最後は貴女を抱かせて下さい。
どの言葉も主婦であり妻であり母親の私には新鮮だった。彼はいつも私を女として扱ってくれた。
病気になり手術をして醜い私をただのおばさん以下の私をいつも女として扱ってくれた。
でも彼も私に申し訳ないと言う。
こんな男の相手をさせて申し訳ないと…。
彼も私も薬が切れると身体が震え出す。やがて動作は緩慢に。前のめりに小刻みに歩くのがこの病気の特徴。男性は勃起不全に悩む方が多く女性は不感症に悩む方が多い。
実際彼も私も悩んでいた。変な話女性は不感症でも演技で隠す事が出来る。でも男性は演技が出来ないから惨めだよね…。
最初の頃の彼は本当に悲しそうだった。
ごめんなさい…貴女を満足させてあげられなくて。そればかり繰り返していた。
最初の頃は挿入さえままならず彼はモヤモヤしたまま帰って行く。私もそんな状態でバイバイしなくちゃいけない事がどんなに情けなかったか。
でも回数を重ねると1回1回彼のアソコは元気を取り戻した。それだけで私は十分満足だった。
貴女を抱きたい。
そうLINEには書いてあった。
たくさん抱いて下さいね。
そう返信した…。
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