依存症と闘う…④
毎日毎日痛みからベッドの上で泣き続ける私を見て・見るに見かねた叔母が先生に事情を話して以前出ていた薬の半量だけ戻してくれる事になった。
嘘のようだった。
次の日の朝からベッドから起き上がる事が出来る。それと並行して若干別の薬の効きも良くなる。自分で動ける時間が出来てきた。
その頃私は同時に県の精神福祉課の方とギャンブル依存症の回復への道というテーマの面接を週に一度のペースで受けていた。
その面接を受ける度・どんなに自分のギャンブルへの依存が大きかったのかがわかる。
例えば10の項目中5以上は重度の依存症とかいうチェック表があっても私は常に全てに迷う事なくチェックが入った。
毎回家族や親族の誰かが連れて行ってくれたが
その前で今までの自分の行動を赤裸々に話すにはやはり勇気がいった。でもここで正直に話さないとまた同じ事の繰り返しだと思った。
精神福祉課に行き始めて4ヶ月パチンコには行っていない。
正直・薬が半分になり以前起床時に感じていた高揚感みたいなものがない。
ちょうどいい感じ…。
という言葉がぴったりだった。
私がパチンコを辞めてからますます彼はパチンコにのめり込んで行った。
貴女に会えない寂しさ…
パチンコ屋に行けば貴女が居るのではないだろうか…
という期待。
でも居なかったという悲しさ…
次はいつ貴女を抱けますか?
愛してる…
彼はいつも電話でそう繰り返していた。
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